サマー/タイム/トラベラー(1)(2)
非Aの傀儡の後に読んだし…
SFと思って読んでしまい期待ハズレ。
カバー裏の紹介文と表紙の鶴田謙二のイラストで「夏のロケット」と
「おもいでエマノン」がミックスされた話を勝手にイメージしてたみた
い。いざ読みはじめると思いっきりライトノベルで??。それでも後半の
時間をコントロールできるようになってから(前向きだけだけど)は話も
テンポよく進んで面白かったから、前半のだらだらがなくて、1冊で収
まっていれば自分の中では「ロケットガール」的な存在になれたかもし
んない。あっちはライトノベルと軽い気持ちで手にとってみたら以外と
SFしてて得した気分のパターンだったし。それから作者のお奨めなんだ
ろうけど実在のSFのタイトルやその引用が20も30も出てくるとさすがに
食傷気味になってくる。ああゆうものはあまり知られてないけど「これ
はいいよ!」ってのを一つ二つさりげなくされてこそ興味をそそられる
と思うのだがどうだろう?
サマー/タイム/トラベラー (1)(2) / 新城カズマ
ハヤカワ文庫JA ISBN4-15-030745-8 ISBN4-15-030803-9