ガニメデの優しい巨人
「星を継ぐもの」の続編。
ガニメアンは争うことはない。進化の過程で肉食種が生まれなかった
ガニメデの生物はヒトに限らず争うことを知らない。
二酸化炭素濃度の高くなり過ぎたガニメデから太陽系外の惑星への移
住実験中の事故で未来へタイムスリップするガニメアンの宇宙船。
未来で目にするのは変わり果てたガニメデの姿。そして地球では人類
が新しく栄えていた。
地球人との交流でガニメアンは地球人は過去に自分たちが遺伝子操作
の末にミネルヴァに見捨てた生命体が進化したものだと気がつく。
ガニメアンは地球に住み着く選択もできたが、あえて太陽系外へ移住
したかもしれない仲間を探す滅びの道を選択する。
地球人は異星人を受け入れるまでには成熟していない。だがここはも
う彼らの世界なのだ。自分たちは過去の忘れものなのだと…
前作「星を継ぐもの」は地球人はミネルヴァンが再進化したものと判
明したけど、さらにガニメアンに遺伝子操作された生命体から進化し
たものだったとは…
今回も最後におまけあり。(^^;
こころ優しいガニメアンへのホーガンからの贈り物?