夏の終わりに読みたくなる本
ロケットガールとかロケットボーイってのもあるね
お盆も過ぎて甲子園大会も終わって夏ももう残り僅かだな感じがする頃に読みたくなる本がある。川端裕人氏の「夏のロケット」と、あさりよしとお氏の「なつのロケット」。今は現実の世界を生きるかつてのロケット少年だった大人たちが少年の心に戻って本格的なロケットを作り上げる「夏のロケット」と、少年たちが夏休みに本物の小型人工衛星を打ち上げる「なつのロケット」。苦労して作り上げたロケットを打ち上げた瞬間にやりきれない達成感と共に大人たちは現実に戻り、子供たちは少しだけ大人になる。刹那の儚さと美しさがちょっと切ない。